
手順 1
椅子に深く腰掛け、両足を床に着け、骨盤を立て胸郭を軽く持ち上げる。視線は水平、軽く chin-tuck(顎を引く)して頭部が肩の真上に来るニュートラル位を作る。実施する側(しびれや張りを感じる側)と反対側の腕で動きを行うのが基本。
Tips
- 症状側の腕は太ももに乗せて完全に脱力
- 肩はすくめず、肩甲骨を軽く下制
- 胸式呼吸ではなく腹式呼吸の準備
Median Nerve Neural Slider (Seated Self Nerve Flossing)
椅子座位で『片側の頸椎側屈』と『反対側上肢の手首伸展+肘伸展』を逆位相で同期させ、正中神経を腕〜頸部の神経床(nerve bed)の中で縦方向に往復スライドさせるニューロダイナミクス系セルフテクニック。神経末梢を引き伸ばすテンショナーと違い、神経の両端のうち片方を緩めつつ反対側を伸ばす『遅れスライド』で、神経内に持続張力をかけず(虚血回避)、反復刺激で神経-結合組織界面の滑り性・神経内血流・機械感受性を改善する。target=正中神経幹そのもの/mechanism=神経縦方向 sliding(張力非保持の振動入力)/equipment=なし/position=座位、で既存 neck 29 件(タオル併用 lateral glide/facet SNAG/PIR/scalene筋ストレッチ/JPS/後頭下リリース等)と 4 軸完全独立。Mulligan の cervical lateral glide が『神経床のスライド面(界面)に対する関節介入』なら、こちらは『神経そのものへの直接的なフロッシング介入』に当たる。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 腕、前腕、手首です。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

椅子に深く腰掛け、両足を床に着け、骨盤を立て胸郭を軽く持ち上げる。視線は水平、軽く chin-tuck(顎を引く)して頭部が肩の真上に来るニュートラル位を作る。実施する側(しびれや張りを感じる側)と反対側の腕で動きを行うのが基本。
Tips

症状を出したい側の上肢を肩の高さで横に開き、肘を90°曲げ、手のひらを天井に向ける(肩外転90°・外旋・肘屈曲90°・前腕回外)。これがスライダーの開始ニュートラル位。
Tips

『遠位を緩める+近位を伸ばす』フェーズ:頸椎を対象側と反対方向に側屈(耳を反対側肩へ近づける)しながら、同時に対象側の手首・指を屈曲し肘を90°のまま保つ。神経の遠位端を緩め、近位端は引き伸ばすことで、神経が遠位→近位に滑る。
Tips

『遠位を伸ばす+近位を緩める』フェーズ:頸椎を対象側に側屈(耳を対象側肩へ近づける)しながら、同時に対象側の手首と指を伸展し、肘も伸展していく。これで神経の遠位端を引き伸ばし、近位端を緩めることで、神経が近位→遠位に滑る。
Tips

ステップ3と4を 1 サイクルとして、ゆっくり 2〜3 秒/方向のテンポで 10〜15 往復繰り返す。神経の張力を蓄積させない『振動的・反復的』入力が鍵で、終末位での保持・ストレッチは行わない(虚血リスク)。1 セット 10〜15 往復 × 2〜3 セット、1 日 2〜3 回まで。
Tips

終了後に肩を 2〜3 回回旋させ、両手を握り開きして血流を整える。施行前後で『しびれの強さ・範囲・上肢の重だるさ』を 0〜10 の口頭評価で比較し、悪化していなければ翌日も継続。3〜5 日続けても変化がない/悪化する場合は自助を中止し、有資格者の評価を受ける。
Tips
呼吸
頸を反対側に倒すフェーズで鼻からゆっくり吸い、対象側に倒すフェーズで鼻からゆっくり吐く。1 サイクル=1 呼吸を目安に。息を止めない(Valsalva は腕神経叢圧を上げ、神経内浮腫を増やす恐れがあるため禁忌)。
回数 / 頻度
10〜15 往復 / セット、2〜3 セット、1 日 2〜3 回まで
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Anwer S, Alghadir A, Zafar H, Al-Eisa E (J Clin Med Res / J Manipulative Physiol Ther 2017) · en · academic · 参照 2026-05-18
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López-López L et al. (J Clin Med 2021) · en · academic · 参照 2026-05-18
アブストラクト引用のみ
Coppieters MW, Hough AD, Dilley A (JOSPT 2009) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
Beltran-Alacreu H et al. (PM&R 2022) · en · academic · 参照 2026-05-18
アブストラクト引用のみ
Basson A et al. (JOSPT 2017) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
Su Y et al. (Journal of Bodywork and Movement Therapies 2022) · en · academic · 参照 2026-05-18
アブストラクト引用のみ
Gillot T, Lefebvre D, Michalak A, Miossec L, Combret Y, Prum G (Clin Rehabil 2025) · en · academic · 参照 2026-05-18
アブストラクト引用のみ
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