
手順 1
ヨガマットの上で四つん這いになる。肩の真下に手首、股関節の真下に膝を置き、肘は伸ばすが過伸展はさせない(マイクロベンド可)。背中は床と平行のニュートラル
Tips
- 肩のすくみを避け、肩甲骨を背中に軽く引き下げる
- 頭は脊柱の延長、顎を引きすぎない
- 腹圧を軽く入れて腰を反らせない
Quadruped Tabletop Wrist Stretch with Body-Weight Rocking (4 Finger-Orientations)
四つん這い姿勢で両手を床に置き、指の向きを「前・後(自分側)・内・外」の4方向に変えながら肘伸展のまま体重を前後にゆっくり移動し、手首屈筋群・伸筋群および橈骨手根関節を体重で持続伸長する prep ドリル。PCワーカーの慢性手首屈曲・前腕短縮、ヨガ/ハンドスタンド/プッシュアップ前のウォームアップに有効。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 腕、前腕、手首です。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

ヨガマットの上で四つん這いになる。肩の真下に手首、股関節の真下に膝を置き、肘は伸ばすが過伸展はさせない(マイクロベンド可)。背中は床と平行のニュートラル
Tips

【ポジション①:指 forward】指先を前方(頭側)に向け、掌全体を床に密着させる。母指球~小指球まで均等に荷重がかかっていることを意識し、ゆっくり体重を手の上にシフトする → 元に戻る、を10〜15回繰り返す。各サイクル3秒で前進、3秒で戻る
Tips

【ポジション②:指 backward(自分の膝方向)】手の位置はそのまま、指先だけを自分の体側(後方)に向け、掌は床。可能な範囲でゆっくり臀部を踵方向に引き、前腕屈筋群が伸びるところで15〜30秒キープ → 元に戻り、再度ロッキング10回。これが最も負荷が高いポジションで前腕屈筋(手首屈側)が強く伸びる
Tips

【ポジション③:指 outside(外側=小指側)】指先を真横(左右外側)に向け、掌は床。両肘の内側が前を向く形になる。体重を左右にゆっくりシフトして10〜15回ロッキング。前腕の側方ライン(伸筋/回外関連)が伸びる
Tips

【ポジション④:指 inside(内側=親指側を背中側に)】両手の指先を内向き(相互に向け合う)にする。手の甲ではなく掌は床。前後にゆっくりロッキング10〜15回。前腕伸筋群の別ラインが伸長される
Tips

【仕上げ:手の甲ロッキング(任意)】指 forward の状態で手をひっくり返し、手の甲を床につけ、ゆっくり前後にロッキング10回。前腕屈筋群と手背側 capsule を別アングルで動員。痛みが出たら省略
Tips

【リセット】チャイルドポーズ(額を床、お尻を踵)で30秒、両手をブラブラ振って手首を緩める。前腕を反対の手で軽くマッサージして血流回復
Tips
呼吸
鼻で吸って口(または鼻)でゆっくり吐く。ロッキングの『前進=負荷増』フェーズで息を吐き、『戻し』で吸う。息を止めない
回数 / 頻度
4ポジション × 各10〜15回ロッキング、または30秒ホールド。週2〜3回。プッシュアップ/ヨガ/ハンドスタンド前ウォームアップとしては1ラウンド(合計3分)で十分。デスクワーカーの慢性ケアは毎日1ラウンド推奨
Related tools
肩こり / 首こり / 姿勢・猫背・胸郭
肩・首・前腕・目の疲れが出やすい人向けに、姿勢と作業環境を見直すための導線です。
提携リンク準備中このセクションには広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。掲載内容はストレッチの安全性と出典表示を優先し、紹介先の購入を前提にしません。
このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。
Jarlo Ilano, MPT, OCS / GMB Fitness · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
Ali K, et al. / Journal of Hand Therapy 2019 (PMID 30871958) · en · academic · 参照 2026-05-18
抄録参照のみ
Barlow, Scholtz et al. / Journal of Hand Therapy 2021 (PMID 33309075) · en · academic · 参照 2026-05-18
抄録参照のみ
StatPearls / NCBI Bookshelf · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
Guides
同じ悩みのカテゴリで見比べやすいストレッチ
前腕回内・回外回旋エクササイズ(ペットボトル/軽ダンベル使用)
肘を体側につけ90度に曲げ、500mlペットボトルや軽量ダンベル(1〜2lb / 0.5〜1kg)またはハンマーを縦に握り、肘を支点に前腕を回内(手のひら下向き)→中間位→回外(手のひら上向き)→中間位とゆっくり回旋させ、前腕の回内筋群(円回内筋・方形回内筋)と回外筋群(回外筋・上腕二頭筋短頭部分)を能動的に動員する。各方向 10〜15 回 × 2〜3 セット、計 2〜3 分。
円回内筋 セルフ筋膜リリース(机の上でボール圧迫+回内回外)
前腕掌側の上部1/3、内側上顆の少し下にマッサージボールを置いて机に押しつけ、ゆっくり手を回内・回外させることで円回内筋のトリガーポイントを圧迫リリースする。デスクワーカーの前腕疲労や正中神経絞扼予防に。
腕伸ばし手首屈筋ストレッチ
片腕を前に伸ばして肘を真っ直ぐにしたまま、もう一方の手で指先を体側へ反らし、前腕内側の屈筋群(手首を曲げる筋肉)を伸ばすストレッチ。タイピングやマウス操作で硬くなりやすい手首屈筋をデスクのそばで素早くケアできる。
橈骨神経 グライド(神経滑走)
肩甲帯下制・肩内旋・前腕回内・肘伸展・手関節屈曲+尺屈・拇指屈曲を組み合わせた肢位で、肩甲帯の上下動を駆動源として橈骨神経を滑走させる神経モビライゼーション。橈骨トンネル症候群/橈骨神経の絞扼性ニューロパチー/頸椎症性神経根症(C6-C7)に伴う前腕後面・手背のしびれや疼痛緩和を目的とする。
タイラー・ツイスト(フレックスバー離心性手首伸筋エクササイズ)
ゴム製レジスタンスバー(FlexBar/Theraband 等)を捻り戻す動作で、手首伸筋群(特に短橈側手根伸筋 ECRB)に離心性負荷をかけて外側上顆炎(テニス肘・マウス肘)に対処するエクササイズ。PC マウス操作起因の外側上顆部痛と前腕の張りに有効性が確立されている。
狙う筋肉や周辺部位が近いストレッチ
同じくらいの所要時間で取り組めるストレッチ
腕橈骨筋ストレッチ(肘伸展+前腕回内+手関節掌屈+尺屈)
肘を完全伸展し、前腕を最大回内、手関節を掌屈+尺屈に組み合わせて、前腕橈側の腕橈骨筋(橈骨神経支配で唯一の肘屈筋)を起始-停止距離最大化で選択的に伸長する 30 秒×2〜3 セットの静的セルフストレッチ。
外側上顆 横断摩擦セルフマッサージ(Cyriax 法)
James Cyriax が提唱した深部横断摩擦マッサージ (Deep Transverse Friction, DFM) のセルフ版。テニス肘で痛みの中心となる短橈側手根伸筋 (ECRB) 起始部 — 上腕骨外側上顆前外側面 — を、反対側の中指で腱線維と直角に横切るようにこすり、慢性化した瘢痕組織と腱起始部の滑走性を整える狙いの手技。1 回 2〜5 分、軽い不快感が出る程度の圧で実施する。