
手順 1
ヨガマットや床に右側を下にして横向きに寝る。両膝を軽く曲げ(股関節 45 度・膝 60 度)、骨盤と肋骨が正面を向くようにニュートラルに揃える。頭の下にタオルを敷いて頸椎を中立に。
Tips
- 骨盤の前後傾はゼロ=ニュートラル
- 胸郭が前後にねじれない
- 下側の腕は頭側に伸ばすか頭の下に置く
- 上側の腕は体側に沿わせて床に置く
Side-lying Abdominal Drawing-In Maneuver (ADIM) — Hodges Transverse Abdominis Self-activation
側臥位で骨盤と肋骨をニュートラルに保ち、下腹部(臍下2横指)を最小収縮(5〜10%MVC)で背骨方向へ薄く引き込み、腹直筋・外腹斜筋を活性化させずに腹横筋・内腹斜筋下部・多裂筋を選択的に共同収縮させる神経筋制御学習。Hodges-Richardson モーターコントロール理論に基づく、慢性非特異的腰痛の再発予防セルフトレ。マッギル・ビッグ3が global stabilizer 強化なのに対し、ADIM は selective deep muscle isolation で 4 軸が独立する。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 背中、腰、腹部です。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

ヨガマットや床に右側を下にして横向きに寝る。両膝を軽く曲げ(股関節 45 度・膝 60 度)、骨盤と肋骨が正面を向くようにニュートラルに揃える。頭の下にタオルを敷いて頸椎を中立に。
Tips

上側の手のひらを下腹部(臍から指 2 本下、恥骨と臍のちょうど中間)に当て、指先で骨盤前面の出っ張り(上前腸骨棘 ASIS)の内側を軽く触診する。ここが腹横筋の触診ポイント。
Tips

鼻から軽く息を吸って自然な呼気を吐きながら、『おへその下を背骨側に薄く引き込む』感覚で下腹部を最小限に凹ませる。同時に骨盤底(性器と肛門の間)を 1〜2 秒かけて軽く引き上げる(『エレベーターを 1 階分だけ上げる』イメージ)。
Tips

そのドローイン状態を保ったまま、浅く規則的に呼吸を続ける。腹横筋の緊張は維持、横隔膜と肋骨は通常通り動く。10秒保持し、その後 5 秒かけて完全に脱力する。
Tips

10秒保持 × 10回を 1 セットとする。左右の側臥位を入れ替えて反対側も同様に実施(左右で TrA の左右非対称を整える)。
Tips

習熟後(2〜4週後)は仰臥位フックライング・四つ這い・座位・立位へとポジション進行(progressive position challenge)。最終的に歩行・スクワット・荷物持ち上げ動作前の preset cue として日常に統合する。
Tips
呼吸
鼻吸気→緩やかな呼気と同時に下腹部をドローイン、保持中は浅く規則的な横隔膜呼吸を継続。バルサルバ厳禁。関連: [[headache-diaphragmatic-breathing-resonance-frequency]] の腹圧コントロール感覚と組み合わせると、深部コアと横隔膜の協調が高まる。骨盤底の引き上げ感覚は [[lower-back-supine-diaphragmatic-breathing-pelvic-floor-down-training]] の逆動作(リラックス vs 軽収縮)で対比学習すると質が向上する。
回数 / 頻度
10秒保持 × 5〜10回 × 左右各 1〜2 セット、週 4〜7 日。習熟後はポジション進行(仰臥位→四つ這い→座位→立位)
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腰痛 / 股関節・お尻 / 肩こり
股関節・腰・肩まわりのセルフケアに使う道具を、無理なく取り入れるための導線です。
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Saragiotto BT et al., Cochrane Database Syst Rev 2016 · en · academic · 参照 2026-05-18
Cochrane SR-MA / MCE は痛み・障害に対し他の運動と同等以上、最小臨床差を超える効果あり。結論の要約引用のみ
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RCT n=39 / 1〜3年後の再発率を有意低下(教育+セルフ stabilization)。結論の要約引用のみ
Hodges PW, Richardson CA, Spine 1996;21(22):2640-2650 · en · academic · 参照 2026-05-18
腹横筋の feed-forward 機能不全を慢性腰痛で初めて示した古典 / mechanism の典拠
Goldby LJ, Moore AP, Doust J, Trew ME, Spine 2006;31(10):1083-1093 · en · academic · 参照 2026-05-18
RCT n=346 / 在宅 stabilization プログラムの慢性腰痛改善効果。結論の要約引用のみ
Physiopedia · en · clinic · 参照 2026-05-18
PT 監修記事 / 触診位置と ADIM 教示の典拠
Physiopedia · en · clinic · 参照 2026-05-18
PT 監修記事 / 手順 6 ステップと進行段階の典拠
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公的医学レビュー / 適用症状と慢性非特異的腰痛の運動療法位置づけ
Cleveland Clinic · en · clinic · 参照 2026-05-18
総合病院記事 / 慢性腰痛の運動療法位置づけ
NIH NCCIH · en · academic · 参照 2026-05-18
公的機関 / 運動療法の根拠強度の典拠
Mayo Clinic · en · clinic · 参照 2026-05-18
総合病院 / 在宅 stabilization 実施頻度の典拠
理学療法学(日本理学療法士協会)2008 · ja · academic · 参照 2026-05-18
J-STAGE 日本語論文 / 腹横筋選択的収縮の動作中筋活動改善
理学療法科学 2015 · ja · academic · 参照 2026-05-18
J-STAGE 日本語論文 / 腰部安定化エクササイズの効果
Guides
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