
手順 1
マットの上で四つ這い姿勢をとる。手は肩の真下、膝は股関節の真下、肩・股・膝それぞれ 90 度。手指は前方に開いて床を均等に押す。視線は床の 30cm 先(頚椎ニュートラル)。
Tips
- 手と膝の四点で『床に向かって等しく押す』感覚(左右非対称を避ける)
- 腰の自然なカーブ(軽度前弯)をそのまま残す。腰を反らせすぎず丸めすぎず
- 肩甲骨を少し下げて広げる(脇の下に空間をつくる)
Quadruped Rock-Back (Hip-Spine Dissociation Drill, Neutral-Lumbar Variant)
四つ這い(hands-and-knees, 肩・股・膝 90°)で腰椎中立を保ったまま、臀部を踵方向へゆっくり後退させる動的セルフ介入。McGill 派・Sahrmann 派・Gray Cook (FMS) 派・Cleeland/Frost 等の motor control 学派で広く処方され、Williams 屈曲やヨガの child's pose と異なり、腰椎を屈曲させずに『股関節屈曲(hip hinge)だけ』で身体を畳む運動学習を強制する点が中核。Sahrmann の Lumbar Flexion Syndrome 分類では、しゃがみ・前屈・座位で腰椎が先に屈曲してしまう患者に対し、まず腰椎をニュートラルに固定したまま股関節屈曲を独立に獲得させるための再教育エクササイズとして処方される。McGill は本動作を『curl-up・bird-dog・side-bridge の Big 3 と並行して指導する hip-dominant 動作のキャリーオーバー手段』と位置付け、デッドリフト・スクワット・椅子からの立ち上がりなど ADL 全般の腰椎保護に転移すると説いている。Phase I 股関節鏡視下術後リハ(Summit Orthopedics, Aurora ら)でも標準処方となっており、関節包・後方腰仙構造を緩慢に伸張しつつ、股関節屈曲 ROM の最終域での腰椎代償を visual feedback で抑制できる。当データセットでは lower-back 30 件目として『四つ這い × 股関節主導動的屈曲 × 腰椎中立 × 無器具』軸を導入し、cat-camel(脊柱を能動屈伸)・child's pose(受動エンドレンジ保持)・bird-dog(対側肢制御)・posterior pelvic tilt(骨盤単独運動)と完全独立にする。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 背中、腰、腹部です。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

マットの上で四つ這い姿勢をとる。手は肩の真下、膝は股関節の真下、肩・股・膝それぞれ 90 度。手指は前方に開いて床を均等に押す。視線は床の 30cm 先(頚椎ニュートラル)。
Tips

腰椎ニュートラルの基準位置を作る。鼻から軽く息を吸い、腹を薄く凹ませる(ドローイン)。骨盤を前後に小さく揺らして、もっとも楽な中間位置で止める。この位置が『腰椎ニュートラル』。
Tips

息を吐きながら、臀部だけを踵方向へゆっくり後退させる。腰椎は段ボール箱のように一枚板で動かす意識。腰椎が丸まる手前で動きを止める。所要時間 3〜5 秒で 1 方向。
Tips

後退位置で 2〜3 秒静止し、股関節後方(殿部・大腿後面)の伸張感を確認する。腰部・腰仙部に圧縮痛や下肢放散痛が出ていないこと、頭が肩より下がりすぎていないことをチェック。
Tips

鼻から息を吸いながら、臀部を 90 度位置までゆっくり戻す。戻す時も腰椎中立を維持。3〜5 秒かけて元の四つ這いに復帰。
Tips

1 セット 10 回。10 回を 2〜3 セット、セット間 30〜60 秒休息。1 日 1〜2 回まで(朝・夕、または起床直後・就寝前)。
Tips
呼吸
鼻呼吸を基本に、後退で『フ〜ッ』と長く息を吐く(呼気 4〜5 秒)/戻りで吸う(吸気 3〜4 秒)。呼気で腹横筋・骨盤底筋の prebracing が自動的にかかり、腰椎ニュートラル保持が容易になる。バルサルバ(息こらえ)禁止。
回数 / 頻度
1回 2分 を1セット。症状や疲労に応じて1日1回から開始する。
Related tools
腰痛 / 股関節・お尻 / 肩こり
股関節・腰・肩まわりのセルフケアに使う道具を、無理なく取り入れるための導線です。
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Susan McLaughlin, PT (ALIGN integration|movement) · en · clinic-blog · 参照 2026-05-18
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Summit Orthopedics(整形外科クリニック公式リハプロトコル) · en · clinical-protocol · 参照 2026-05-18
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Duke University Doctor of Physical Therapy Program (Duke R2P) · en · academic-blog · 参照 2026-05-18
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Functional Movement Systems (Gray Cook ら) · en · fms-article · 参照 2026-05-18
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Physiopedia(理学療法 wiki、Sahrmann 派の整理) · en · wiki-clinical · 参照 2026-05-18
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[P]rehab(DPT 集団の prehab/rehab エクササイズライブラリ) · en · exercise-library · 参照 2026-05-18
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Kinetic Edge Physical Therapy · en · clinic-blog · 参照 2026-05-18
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Dynamic Chiropractic(カイロプラクター向け臨床誌) · en · clinical-magazine · 参照 2026-05-18
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XPERT(理学療法士向け臨床メディア) · ja · clinical-media · 参照 2026-05-18
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Guides
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