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フロッグストレッチ(カエル足)

Frog Stretch

四つん這い(quadruped)で両膝を肩幅より大きく外側に開き、つま先を外に向けて股関節を外旋させた状態でお尻をかかと方向にゆっくり引き、内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋)を主働的にストレッチする床ストレッチ。長時間座位で短縮しやすい内ももを、既存の hip 4 件(座位図形4/半膝立ち/仰臥位ニートゥチェスト/床座位 90-90)と完全に独立した『四つん這い × 内転筋群』の軸でカバーする。

股関節・お尻45 秒1分以内ふつう四つ這い器具:mat専門家由来
フロッグストレッチ(カエル足)で主に伸びる対象部位の目安。股関節と骨盤まわりの人体模型

Muscle atlas

どこに効くか

医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 関節、神経、筋膜などです。

その他関節、神経、筋膜など
殿部・股関節骨盤、お尻、股関節

target muscles

  • 大内転筋
  • 長内転筋
  • 短内転筋
  • 薄筋(グラシリス)
  • 恥骨筋

動作ガイド

動きの流れ

ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

体の向き内もも全体(大内転筋・薄筋)鼠径部(恥骨筋・短内転筋)骨盤(ニュートラル)
1手順 1
手順 1の動き

手順 1

ヨガマットや厚みのあるカーペットの上で四つん這い(quadruped)になる。手は肩の真下、膝は股関節の真下に置く

Tips

  • 手首・肘・肩を一直線にする
  • 頭頂から尾骨までを一直線(ニュートラルスパイン)にする
  • 膝下が痛い場合はタオルを二つ折りで膝の下に敷く
2手順 2
手順 2の動き

手順 2

両膝を左右にゆっくり開いていく。同時に両足首・つま先も外側に向け、すねの内側全体を床に接地させる(足首は背屈せず中間位〜軽い背屈で OK)

Tips

  • 膝とつま先は常に同じ方向(外側)を向ける
  • 膝→足首ライン全体で床と接する
  • つま先だけ外を向けて膝が内側に残る形にしない(膝のねじれ防止)
3手順 3
手順 3の動き

手順 3

膝幅は『内ももに軽く張りを感じるが痛みのない範囲』に設定する。柔軟性に応じて少しずつ広げ、いきなり最大に広げない

Tips

  • 初回は肩幅+10cm 程度から始める
  • 硬い人ほど膝幅を狭める/柔らかい人は徐々に肩幅の 1.5〜2 倍へ
  • 膝幅を変えて鼠径部の前方の挟まり感が消えるポジションを探る
4手順 4
手順 4の動き

手順 4

骨盤をニュートラル(前傾・後傾なし)に保ったまま、息を吐きながらお尻をゆっくり後方・下方へ引く。お尻がかかとの方向へ近づくほど内転筋への伸張が強くなる

Tips

  • 腰を反らさない(前傾しすぎない)
  • 背中を丸めない(後傾しすぎない)
  • 肘を床について体を支えても良い(深く下がる場合)
5手順 5
手順 5の動き

手順 5

内ももに『強すぎず・気持ちよい』張りを感じる位置でストップし、ゆっくり呼吸を続けながら 30〜45 秒キープする

Tips

  • 痛み(5/10 以上)が出たらすぐにお尻を少し前に戻して張りを弱める
  • 息を止めない(バルサルバ=腹圧上昇を避ける)
  • 肩はリラックスして耳から離す
6手順 6
手順 6の動き

手順 6

(バリエーション:ロッキング・フロッグ)静止でなく、息を吐きながらお尻を後方へ、吸いながら戻る、を 8〜10 回ゆっくり繰り返す。動きは股関節のみで行い、腰椎・胸椎は動かさない

Tips

  • 動きは『股関節のヒンジ』だけに留める
  • 脊柱はニュートラルのまま動かさない
  • 前後の動きは 5〜10cm の小さな振幅で十分
7手順 7
手順 7の動き

手順 7

ホールド終了後はお尻を一度ゆっくり前へ戻し、膝幅を狭めて両膝を揃え、四つん這いから子供のポーズなどで内ももを休ませる。1〜3 セット繰り返す

Tips

  • 立ち上がる前に必ず膝幅を狭めるステップを入れる(急に立つと内転筋が攣りやすい)
  • セット間は 30〜60 秒休む
  • 1 日 1〜2 回・週 3〜5 回の頻度で継続する

呼吸

鼻からゆっくり吸って口(または鼻)からゆっくり吐く。お尻を引いて深さを増すフェーズは『吐く息』に同期させる。ホールド中は息を止めず、自然な腹式呼吸を続ける(バルサルバ=腹圧上昇による骨盤底圧迫を避ける)。

回数 / 頻度

30〜45 秒ホールド × 1〜3 セット(または ロッキング版で 8〜10 回 × 1〜3 セット)。週 3〜5 回。

こんなときは行わない

  • 鼠径部の急性肉離れ・グロインペイン症候群の急性期は実施しない
  • 恥骨結合炎(osteitis pubis)や妊娠後期の恥骨痛がある場合は実施しない
  • 股関節インピンジメント(FAI)または股関節唇損傷の診断がある場合は事前に主治医・PTに相談(前方の挟まり感が出やすい)
  • 股関節置換術または膝関節置換術の既往がある場合は事前に主治医に確認
  • 膝半月板損傷・膝OA・膝蓋骨痛がある場合は膝下にタオル/クッションを敷き、痛みが出るなら中止
  • 実施中に鼠径部・股関節前面で『ピンチ(挟まる)』『刺すような痛み』が出たら膝幅を狭める、それでも続くなら中止する
  • 腰を反らさず必ず骨盤ニュートラルを維持する(腰痛悪化を防ぐ)

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  • 腰痛 / 股関節・お尻 / 肩こり

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出典

8 references

このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。

  1. The Frog Stretch: Everything You Ever Wanted To Know

    Nashville Chiropractic & Sports Injury · en · clinic · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(45秒×2-3セット・四つん這いセットアップ・つま先外旋の手順根拠)

  2. How To Do the Frog Pose for Better Hip Flexibility and Posture

    BarBend · en · article · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(最大60秒ホールド、膝下タオル推奨、対象筋に大内転筋・恥骨筋含む)

  3. 5 Best Adductor Stretches to Ease Hip and Groin Tightness

    Hinge Health(PT 監修記事) · en · clinic · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(内転筋ストレッチ群の一つとして kneeling adductor stretch を紹介。同社は遠隔 PT サービス)

  4. Rocking Frog Stretch: Video Exercise Guide & Tips

    Muscle & Strength · en · article · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(ロッキング版:脊柱を動かさず股関節のみ・前方インピンジ感が出たら膝幅を変更)

  5. Stretching Exercises for Adductor Muscles: Relieve Leg Pain

    ProHealth Clinic(UK 整形外科・スポーツ医学クリニック) · en · clinic · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(内転筋群解剖・週 3-5 回 × 20-30 秒 × 2-3 セット推奨・痛み・腫れ・しびれ時は受診)

  6. Comparison of Two Static Stretching Procedures on Hip Adductor Flexibility and Strength

    International Journal of Sports Physical Therapy(PMC6179425, Avloniti A. et al., 2018) · en · academic · 参照 2026-05-17

    アブストラクト+本文参照(n=40, 60秒ホールドの passive/active static stretching とも MVC 強度低下なし、ROM変化 1.0-1.1°:単回介入では小さいが筋力低下なし=安全性根拠)

  7. Acute changes of hip joint range of motion using selected clinical stretching procedures: A randomized crossover study

    Journal of Bodywork and Movement Therapies(PubMed 28888207) · en · academic · 参照 2026-05-17

    アブストラクト参照(4種の内転筋ストレッチ手技 RCT クロスオーバー:単回 ROM 1.0〜1.7° 上昇、multidirectional のみ control 比有意 — 複数手技でアプローチする根拠)

  8. Frog stretch: What it is, benefits, how to do it

    Woman & Home(PT/フィジオセラピスト Helen O'Leary 監修) · en · article · 参照 2026-05-17

    要約引用のみ(座りっぱなしで短縮した内転筋に有効、初心者は膝幅を狭めて段階的に・痛みが出たら中止の警告)

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