
手順 1
うつ伏せになり、両肘を肩の下について上体を軽く起こす(スフィンクス支持)。フォームローラーを体に対して斜め45度の方向に床へ置く。
Tips
- ローラーは体の長軸に対して斜め45度に配置
- 肘で体重コントロールできる位置
- 首はリラックスし顎を軽く引く
Adductor Self-Myofascial Release with Foam Roller — Prone Frog Position
うつ伏せでフォームローラーを内ももの下に対角線(45度)に置き、対象側の膝を90度に外に開いた『フロッグ』ポジションで前肘支持しながら、鼠径部寄り→膝寄りへ小さく波打つように30秒ロール、続けて30秒静的圧迫を行うセルフ筋膜リリース。長内転筋・大内転筋・薄筋を狙い、股関節外転ROM・骨盤前傾コントロール・スクワット深さの制限を改善する。Williams 2020 RCT (n=40) で1回60秒の介入で内転筋柔軟性が即時向上することが確認されている。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 関節、神経、筋膜などです。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

うつ伏せになり、両肘を肩の下について上体を軽く起こす(スフィンクス支持)。フォームローラーを体に対して斜め45度の方向に床へ置く。
Tips

リリースしたい側の脚をカエルのように外に開き、膝を90度に曲げる。反対脚は床にまっすぐ伸ばす。曲げた脚の内もも(膝より少し上=大腿遠位1/3)をローラーに乗せる。
Tips

前肘で体重をコントロールし、ローラーに対して内ももの体重比 30〜50% から始める。痛みが7/10を超えない範囲に圧を調整する。
Tips

膝寄り→鼠径部寄りへ、1秒に1往復ほどのペースで小さく波打つように30秒間ロールする。鼠径部の最深部(恥骨に近い柔らかい部分)は避け、太ももの中央から内側に集中する。
Tips

最も張りを感じるポイントで動きを止め、深呼吸しながら30秒間静的に持続圧迫する(trigger point pressure release)。緩んできたら少し位置を変え、もう1〜2点同様に圧迫する。
Tips

終了したら脚を閉じてうつ伏せのまま30秒休む。反対側も同様に2〜3分行う。仕上げに四つ這いで内ももを左右にゆっくり揺らして循環を促す。
Tips
呼吸
圧をかけている間は鼻呼吸でゆっくり5秒吸って5秒吐く。痛点で止まるときは息を吐く瞬間に圧をわずかに深める。息を止めると交感神経優位になり筋緊張が抜けない。
回数 / 頻度
左右各2〜3分(ロール30秒×1〜2セット+静的圧迫30秒×1〜2点)
Related tools
腰痛 / 股関節・お尻 / 肩こり
股関節・腰・肩まわりのセルフケアに使う道具を、無理なく取り入れるための導線です。
提携リンク準備中このセクションには広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。掲載内容はストレッチの安全性と出典表示を優先し、紹介先の購入を前提にしません。
このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。
Williams W, Selkow NM. (Int J Sports Phys Ther. 2020;15(4):636-645) / PubMed Central · en · peer-reviewed-research · 参照 2026-05-18
Open access (CC BY-NC). 40名RCTクロスオーバー、1回60秒のフォームローリングで股関節内転筋柔軟性が即時向上、最大筋力に悪影響なしを確認。glossary v1.1 §10『セルフ介入単独 × 対照群 × 臨床アウトカム』を満たす
PubMed (PMID: 32922650) · en · peer-reviewed-research · 参照 2026-05-18
PubMedインデックス、上記PMC論文と同一
International Journal of Medical Research & Health Sciences · en · peer-reviewed-research · 参照 2026-05-18
n=30、5日間介入で内転筋タイトネスがフォームローラー群・静的ストレッチ群とも有意改善(FR群がわずかに上回る)
PubMed Central (Konrad et al. 2022) · en · peer-reviewed-research · 参照 2026-05-18
SR、4週以上のクロニック効果は混在。アキュート効果(即時ROM向上)は他SRで確立
National Academy of Sports Medicine (NASM) · en · clinician-resource · 参照 2026-05-18
NPTE・NASM-CPT教科書ガイダンス、SMR規範プロトコル
Motra (Physical Therapist team) · en · article · 参照 2026-05-18
PT監修フォーム解説、プロンポジション・45度ロール配置の根拠
MasterClass · en · article · 参照 2026-05-18
一般向け手順解説、popular参照
ORICON NEWS (オリコン) · ja · article · 参照 2026-05-18
ja出典、内転筋を含む9部位ガイド
Yoga Journal Online Japan · ja · article · 参照 2026-05-18
ja出典、内転筋リリースの効能解説(骨盤底・冷え・むくみ)
Guides
同じ悩みのカテゴリで見比べやすいストレッチ
相撲スクワット 深部内転筋ストレッチ(左右ウェイトシフト付き)
立位で足を肩幅の 1.5〜2 倍に開き、つま先を 30〜45° 外に向けて骨盤を真下に深く沈める「相撲スクワット(ワイドスクワット / 力士ポーズ)」のセルフ・モビリティ版。底位で左右に体重をシフトすることで、長内転筋・大内転筋・薄筋などの股関節内転筋群を片側ずつ深く伸ばす。立位荷重型ゆえに、既存の四つ這い frog-stretch(quadruped)/仰臥位 supta baddha konasana(supine)/座位 90/90(seated-floor)と position 軸で確実に独立する内転筋アプローチ。
仰向け合蹠のポーズ(リクライニング・バタフライ)
仰向けで足裏を合わせ両膝を左右に開き、重力に任せて内転筋群と股関節外旋筋を受動的に伸ばす長時間保持のリストラティブ・ストレッチ。
長座開脚パンケーキ PAILs/RAILs エンドレンジ等尺性
床に長座開脚で座り、受動的最大前屈で軟部組織を伸ばし切ったところから、20〜30秒の等尺性収縮(PAILs=床に押し下げる方向=伸ばされている筋肉の収縮、RAILs=床から引き上げる方向=拮抗筋の収縮)を2セット行うことで、エンドレンジ可動域での神経筋制御と内転筋・内側ハムストリングの組織耐性を高めるFRC由来プロトコル。
狙う筋肉や周辺部位が近いストレッチ
フロッグストレッチ(カエル足)
四つん這い(quadruped)で両膝を肩幅より大きく外側に開き、つま先を外に向けて股関節を外旋させた状態でお尻をかかと方向にゆっくり引き、内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋)を主働的にストレッチする床ストレッチ。長時間座位で短縮しやすい内ももを、既存の hip 4 件(座位図形4/半膝立ち/仰臥位ニートゥチェスト/床座位 90-90)と完全に独立した『四つん這い × 内転筋群』の軸でカバーする。
コサックスクワット(側方深屈ランジ)
立位ワイドスタンスから片膝を深く曲げ、反対脚を真横に伸ばしたまま体重を左右に移動させる動的側方深屈ランジ。内転筋・大殿筋・ハムストリングスを伸長位で同時に負荷し、股関節・足首の前頭面(frontal plane)可動域を広げるモビリティ&筋力複合エクササイズ。
トカゲのポーズ(リザード/ウッタンプリシュターサナ)前腕おろし版
前足を片手の外側に置く深いランジから、両前腕を床(またはブロック)に下ろし、上体の重みと呼吸で前股関節の屈曲+外旋+外転と後脚の腸腰筋伸長を同時に深める、ヨガ由来の高強度セルフ股関節オープナー。