
手順 1
ベッドかフロアマットに仰向けで寝る。膝下に枕を入れて腰椎を緩め、両腕は手のひらを上にして体側へゆるく置く。眼鏡・腕時計など締め付けるものを外し、室温と照明を快適なレベルに下げる。
Tips
- 10〜20分の中断されない時間を確保
- 携帯通知をオフ
- 食後すぐは避ける(消化器負担で集中困難)
Mindful Body Scan (Supine, Passive Interoceptive Attention)
仰向けで足先から頭頂まで身体各部の感覚を順番に観察し、評価せず気づくだけで通過するマインドフルネス瞑想。能動的に筋を収縮させる PMR とは異なり、緊張に気づき呼気と共に手放す『非反応的観察』で副交感神経を賦活し、緊張型頭痛・片頭痛予防に用いられる。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 後頭部から首すじです。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

ベッドかフロアマットに仰向けで寝る。膝下に枕を入れて腰椎を緩め、両腕は手のひらを上にして体側へゆるく置く。眼鏡・腕時計など締め付けるものを外し、室温と照明を快適なレベルに下げる。
Tips

目を閉じ、鼻からゆっくり 4 秒吸って 6 秒で吐く自然な呼吸を 5〜10 サイクル行い、まず呼吸の流れを観察対象として 1〜2 分滞在する。眠るのが目的ではないので、眠気がきても『眠気に気づいて』そのまま観察を続ける。
Tips

意識を左足のつま先 5 本に移す。皮膚の温度・空気との接触・拍動・しびれ・違和感・あるいは『何も感じない』こと自体を、評価せず観察する。30〜60 秒滞在したら、息を吐きながらその部位を『手放す』イメージで意識を引き上げる。
Tips

同じ手順で左足底→左踵→左足首→左ふくらはぎ→左膝→左大腿→左股関節の順に、各部位 30〜60 秒ずつ観察する。次に右足にも同じスキャンを行う。
Tips

骨盤底→下腹部→腰背部→腹部→胸郭の順にスキャン。胸郭では呼吸に伴う上下動を観察する。横隔膜と骨盤底が呼吸と連動するのを 2〜3 呼吸ぶん観察してから上に進む。
Tips

左指先→左手のひら→左手首→左前腕→左肘→左上腕→左肩→右側の同じ流れ→鎖骨→首前面→首後面の順にスキャン。デスクワークで緊張が蓄積しやすい部位なので、各 60 秒滞在してもよい。
Tips

頭痛のターゲット領域へ進む:下顎→咬筋(食いしばり部位)→側頭部(こめかみ)→後頭下→後頭部→頭頂→額→眼周囲→鼻→唇→舌の順に細かくスキャン。歯を食いしばっていたら『食いしばっている』とラベリングし、息を吐きながら下顎の力を抜く。
Tips

全身を 1 つの輪郭として包み込むイメージで 1〜2 分滞在する。最後に呼吸へ戻り、5〜10 呼吸かけてゆっくり指先と足先を動かし、横向きを経て起き上がる。急に起きるとめまいが出ることがある。
Tips
呼吸
鼻からゆっくり吸って細く長く口(または鼻)から吐く自然な呼吸。呼気で各部位を『手放す』意図を重ねるが、呼吸自体は制御しない。
回数 / 頻度
1 日 1 回 15〜20 分。短縮版は 3〜5 分(顎・側頭・後頭の頭痛ホットスポット限定)。
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眼精疲労 / 緊張型頭痛 / 首こり
眼精疲労や緊張型頭痛の予防に、休憩・温め・画面まわりを見直すための導線です。
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JAMA Internal Medicine · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(n=89 MBSR vs 頭痛教育、片頭痛頻度差なしも疼痛強度 -36.3% / 不快度 -30.4%、QOL/抑うつ/障害度改善が 36 週まで持続。MBSR の中核技法にボディスキャンが含まれる)
PubMed (NCBI) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
PubMed (NCBI) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(n=19 パイロット RCT、MBSR 群で片頭痛日数および頭痛重症度低下傾向)
PubMed (NCBI) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(n=42 慢性緊張型頭痛、MBCT 群で頭痛頻度・自己効力感改善。ボディスキャンを含む 8 週プログラム)
PMC (NIH) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(系統的レビュー・MA、頭痛頻度・強度・QOL でマインドフルネス系介入が有意改善傾向)
University of Massachusetts Medical School · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(Kabat-Zinn が 1979 年に開発した 8 週プログラム。ボディスキャン・座位瞑想・マインドフルヨガが 3 本柱と明記)
日本経済新聞 NIKKEI STYLE · ja · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(頭痛・肩こりなど隠れた不調検知にボディスキャンが有用と紹介)
日本マインドフルネスプロジェクト · ja · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(ボディスキャンの手順・呼吸との連動・継続のコツを解説)
コグラボ(Awarefy・臨床心理士監修) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(臨床心理士監修、慢性疼痛・緊張型頭痛・睡眠改善への効果を解説)
Le:self(臨床心理士運営マインドフルネス情報サイト) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(臨床心理士解説、ステップ詳細、頭痛・肩こり等への適用例)
MELON(マインドフルネスオンラインスタジオ) · ja · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(仰臥位でのボディスキャン手順、入眠導入としての活用)
クロワッサン オンライン(マガジンハウス) · ja · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(仰臥位ボディスキャンを頭痛・倦怠感のリフレッシュに使う実践記事)
Guides
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ジェイコブソン式 漸進的筋弛緩法(PMR)
16の筋群を順番に5〜10秒間意図的に緊張させ、その後15〜20秒間ゆっくり弛緩させるサイクルを全身に繰り返し、緊張型頭痛・偏頭痛の頻度と強度を下げる行動療法系セルフ介入。緊張と弛緩の対比を体感することで自己の筋緊張パターンを学習し、副交感神経賦活と慢性的な筋トーン低下を狙う。
ブラーマリー呼吸法(蜂音呼吸・ハミングビーブレス)
両耳を指でふさぎ、鼻から吐く息に合わせて低く「んー」とハミングし、頭蓋骨内に振動を響かせるヨガ古典の呼吸法。咽頭・副鼻腔・鼻腔の振動が顔面副交感神経(迷走神経枝)を賦活し、緊張型頭痛・片頭痛の頻度/強度/持続を低下させると報告される。
ボックスブリージング(4-4-4-4 タクティカル呼吸法)
椅子座位または仰臥位で、鼻吸気 4 カウント→息止め 4 カウント→口または鼻呼気 4 カウント→息止め 4 カウントの 16 秒サイクルを 4〜5 分繰り返す等位相呼吸法。緊張型頭痛・ストレス性頭痛のセルフケアとして、迷走神経賦活による副交感神経優位化とコルチゾール低下を狙う。Navy SEAL の Mark Divine が tactical breathing として体系化した近代版で、ヨガの Sama Vritti Pranayama(等しい流れの呼吸)が原型。
バタフライハグ(自己両側性刺激法)
両腕を胸の前で交差させ鎖骨下に手を当て、左右交互にゆっくりタッピングする。EMDR由来の自己両側性刺激で、副交感神経賦活と作業記憶への二重注意負荷により、ストレス・不安由来の緊張型頭痛の即時緩和に用いる。
冷水顔面浸水(潜水反射)セルフ迷走神経刺激
冷水(10〜15℃前後)を張ったボウルに息こらえで顔を15〜30秒浸す。三叉神経の冷受容器刺激が延髄を介して迷走神経を賦活し、心拍を下げて副交感神経優位にシフトさせ、片頭痛・緊張型頭痛発作初期の交感神経亢進状態をリセットする。3〜5サイクル反復可。重大な禁忌(心疾患・徐脈・寒冷蕁麻疹等)あり、初回は監視下推奨。
4-7-8呼吸法(リラクシング・ブレス)
Andrew Weil博士が古典プラーナーヤーマを基に体系化した呼吸法。4秒鼻吸気→7秒息止め→8秒口呼気を1サイクルとし、4サイクル繰り返すことで呼気延長と短時間の息止めにより副交感神経を急性に賦活し、緊張型頭痛・片頭痛の前駆期や急性増悪期のストレス・自律神経興奮を鎮める。
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