
手順 1
椅子に背筋を立てて座り、骨盤を立て両足を床にしっかりつける。施術側の上肢を体側から真上へ挙上し、肘を完全屈曲して手のひらを肩甲骨内上角〜頸椎下部の背面に置く(『首の後ろを軽くかく』位置)。肩甲骨は挙上せず下制位を保つ。
Tips
- 骨盤を立てて腰椎を中間位にする(腰椎伸展の代償を防ぐ)
- 肩甲骨は下制し、僧帽筋上部に力が入らないようにする
- 肘は天井方向、前腕は床と平行〜やや下向き
- 肩関節屈曲は 170〜180 度(最大屈曲位)を目標にする
Triceps Brachii Long Head Overhead Stretch with Towel Assist and PNF Contract-Relax (Biaxial Shoulder Flexion + Elbow Flexion)
椅子に座り、施術側の上腕を真上に挙上し肘を完全屈曲して『手を肩甲骨上部〜頸椎下部に触れる』位置を作る。反対手で施術側の肘頭〜上腕遠位を背側下方(後頭部後方へ)へゆっくり 30 秒引き下げて長頭の二関節(肩関節屈曲+肘関節屈曲)を同時に伸長する。Mid-stretch でタオルを背中越しに上下に握り、施術側で 5 秒間 20% 等尺収縮(肘を伸ばす方向に押し戻す=PNF コントラクト・リラックス)、その後 2 秒脱力してさらに 5〜10 度深く伸長する。CR を 3〜4 サイクル繰り返す。デスクワーカー・オーバーヘッドアスリート(投球・水泳・テニス・バレー)の長頭起始(関節下結節)からの後方リーチ制限/結帯動作(背中のホック留め)制限/肩甲下筋・後方関節包の二次的タイトネスを解放することを目的とする。既存の wrist-arm 31 件と target(上腕三頭筋長頭+広背筋+大円筋=二関節筋ユニット)/mechanism(biaxial 受動伸長+CR PNF)/equipment(タオル)/position(座位+上肢挙上)の 4 軸で完全独立。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 肩、胸、肩甲骨まわりです。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

椅子に背筋を立てて座り、骨盤を立て両足を床にしっかりつける。施術側の上肢を体側から真上へ挙上し、肘を完全屈曲して手のひらを肩甲骨内上角〜頸椎下部の背面に置く(『首の後ろを軽くかく』位置)。肩甲骨は挙上せず下制位を保つ。
Tips

反対の手で施術側の肘頭(肘の先端の骨)または上腕遠位 1/3 を背側からつかむ。
Tips

息をゆっくり吐きながら 4 秒かけて、反対手で施術側の肘を後頭部の後方下方へ引き下げる。上腕三頭筋長頭の起始(関節下結節)→停止(尺骨肘頭)を最大に伸長する end-range まで持って行く。痛みではなく『心地よい伸び感』が出る範囲で 30 秒静止する。
Tips

30 秒の静的伸長後、PNF コントラクト・リラックス(CR)に移行する。end-range のまま、施術側の肘を伸ばす方向(肘頭を反対手の押し下げに抵抗して上方へ押し返す)に 20% 程度の等尺収縮を 5 秒間行う。反対手はその力に抗して肘の位置を固定する。
Tips

2 秒で完全脱力し、息を吐きながら反対手で肘をさらに 5〜10 度深く後方下方へ引き下げて新しい end-range で 15 秒静止する。
Tips

ステップ 4〜5(5 秒収縮→2 秒脱力→15 秒新 end-range 伸長)を計 3〜4 サイクル繰り返す。最後は伸長で終わる。
Tips

反対側も同様に行う。タオルを背中で『たすき掛け』(一方は頭上から後ろ、一方は腰から後ろ)に握って互いに引っ張り合うバリエーション(Gomukhasana 風)も応用可。タオルを使うと届かない手同士をつなげられ、結帯動作の機能訓練を兼ねる。
Tips
呼吸
肘を引き下げる伸長局面で 4 秒吐く/30 秒静止中はゆっくり 4-4 呼吸/CR の 5 秒等尺収縮中も呼吸を止めない/脱力時に大きく吐く/深める局面で 4 秒吐く。
回数 / 頻度
片側 1.5〜2 分(静的伸長 30 秒 + CR 3〜4 サイクル)× 左右 / 1 日 2〜3 回まで
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肩こり / 首こり / 姿勢・猫背・胸郭
肩・首・前腕・目の疲れが出やすい人向けに、姿勢と作業環境を見直すための導線です。
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ExRx.net (Exercise Prescription) · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(PNF オーバーヘッドトライセプスストレッチの基本セットアップ・収縮-弛緩プロトコルを参照)
Physiopedia · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(長頭の起始:関節下結節、停止:尺骨肘頭、二関節筋としての機能、肩関節屈曲+肘関節屈曲で最大伸長される解剖学を参照)
Maeo S et al. (2023, European Journal of Sport Science) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(長頭は二関節筋でありオーバーヘッド位の方が筋長が長く伸長され ROM 介入効果が高いという解剖学的根拠を参照)
Sharman MJ, Cresswell AG, Riek S (2006, Sports Medicine) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(CR/CRAC PNF が静的ストレッチより ROM 改善で優位、機序は autogenic inhibition と stretch tolerance 変化という SR を参照)
Behm DG, Wilke J et al. (2021, IJSPT systematic review) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(上肢ストレッチの短期 ROM 改善と CR の即時効果に関する一般的エビデンスベース整理を参照)
WebMD · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(CR/HR/CRAC の収縮 7〜15 秒・脱力 2 秒・3〜5 サイクルの標準プロトコルを参照)
Stretch.com (commercial PT chain) · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(オーバーヘッド肘屈曲+反対手介助の標準フォームとよくある代償(腰椎伸展・頸椎側屈)回避指針を参照)
BarBend · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(タオル介助 Gomukhasana 風変法、結帯動作 ROM への応用を参照)
Niel Asher Education · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(共同伸長される広背筋・大円筋・後部三角筋の解剖学的位置づけを参照)
金沢市 みひらRクリニック(整形外科) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(整形外科クリニック監修の上腕三頭筋オーバーヘッドストレッチ手順と注意点を参照)
IMSグループ お役立ちサイト · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(医療法人 IMS グループの上腕三頭筋ストレッチ 30 秒×2-3 セットの臨床指針、肩・腰に痛みがある場合の中止指示を参照)
STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(脳卒中リハビリ専門機関の上腕三頭筋長頭の起始停止・神経支配(橈骨神経)と長頭選択的ストレッチ指針を参照)
1post.jp(理学療法士運営) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(長頭・外側頭・内側頭の機能差と長頭が二関節筋であるためオーバーヘッド位で選択的に伸長される機序を参照)
リハビリ整体 Jump · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(写真付き上腕三頭筋ストレッチの肢位設定と代償回避指針を参照)
日本アロママイスタースクール · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(上腕三頭筋障害の自己ケア指針と禁忌情報を参照)
マイナビ コ・メディカル セラピストプラス · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(医療介護・リハビリ療法士向け媒体の上腕三頭筋ケア指針を参照)
Guides
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腕橈骨筋ストレッチ(肘伸展+前腕回内+手関節掌屈+尺屈)
肘を完全伸展し、前腕を最大回内、手関節を掌屈+尺屈に組み合わせて、前腕橈側の腕橈骨筋(橈骨神経支配で唯一の肘屈筋)を起始-停止距離最大化で選択的に伸長する 30 秒×2〜3 セットの静的セルフストレッチ。
外側上顆 横断摩擦セルフマッサージ(Cyriax 法)
James Cyriax が提唱した深部横断摩擦マッサージ (Deep Transverse Friction, DFM) のセルフ版。テニス肘で痛みの中心となる短橈側手根伸筋 (ECRB) 起始部 — 上腕骨外側上顆前外側面 — を、反対側の中指で腱線維と直角に横切るようにこすり、慢性化した瘢痕組織と腱起始部の滑走性を整える狙いの手技。1 回 2〜5 分、軽い不快感が出る程度の圧で実施する。
遠位橈尺関節(DRUJ)セルフモビライゼーション(尺骨 AP/PA グライド × 自動回内回外)
テーブル端に前腕を肘 90 度屈曲で置き、反対の手で『手関節の関節裂隙のすぐ近位=尺骨遠位端(小指側に出っ張る尺骨頭)』を母指と示指でつまみ、橈骨に対して尺骨を前後(背側⇔掌側)にゆっくりグライドさせながら、施術側の前腕を自動的に回内・回外する Mulligan 由来の self-MWM。橈骨手根関節牽引(手関節遠位の関節包減圧)とは別軸で、DRUJ そのものの関節遊び(joint play)を回復し、前腕の回内/回外 ROM 制限・尺側手首痛・前腕回旋時の引っかかり感を緩和することを目的とする。1 方向につき 6〜10 回/回内方向と回外方向で各 1〜2 セット。
前腕回内・回外回旋エクササイズ(ペットボトル/軽ダンベル使用)
肘を体側につけ90度に曲げ、500mlペットボトルや軽量ダンベル(1〜2lb / 0.5〜1kg)またはハンマーを縦に握り、肘を支点に前腕を回内(手のひら下向き)→中間位→回外(手のひら上向き)→中間位とゆっくり回旋させ、前腕の回内筋群(円回内筋・方形回内筋)と回外筋群(回外筋・上腕二頭筋短頭部分)を能動的に動員する。各方向 10〜15 回 × 2〜3 セット、計 2〜3 分。
前腕屈筋・伸筋 セルフ筋膜リリース(母指圧迫+手三里ツボ押し)
反対側の母指で前腕の屈筋群・伸筋群のトリガーポイント/手三里を順番に圧迫し、痛気持ちいい強度で各10〜30秒保持する道具なしのセルフ筋膜リリース。タイピング由来の前腕コリ・テニス肘/ゴルフ肘予防に。
虫様筋・骨間筋 内在筋ストレッチ(MCP伸展+PIP/DIP屈曲)
対側手の指を使い、伸ばす側のMCP(指の付け根の関節)を伸展位に固定したまま、PIP・DIP(指の中・先関節)を他動的に屈曲させ、虫様筋と骨間筋といった手内在筋を伸長する。タイピング/スマホで縮みがちな手のひら深部筋を解放する古典ハンドセラピィ手技。
同じくらいの所要時間で取り組めるストレッチ
輪ゴム指外転・伸展エクササイズ(手内在筋+指伸筋強化)
5指の爪近くに輪ゴムを掛け、ゴムの抵抗に逆らって指を外転・伸展させる能動的筋力強化。屈筋優位になりがちなデスクワーカーの手で、相対的に弱くなりやすい総指伸筋(EDC)・固有手内筋(虫様筋・骨間背側筋)・母指外転筋群を強化し、握力と指伸展力のバランスを回復する。
前腕伸筋群 セルフ筋膜リリース(フォームローラー)
テーブルや床に置いたフォームローラーの上に前腕背側(伸筋群側)を乗せ、肘から手首まで体重をかけながらゆっくり前後にローリングして、長時間のキーボード/マウス操作で過緊張した前腕伸筋群(橈側手根伸筋・総指伸筋・尺側手根伸筋)の筋膜トリガーポイントを自己解放するセルフ筋膜リリース。