
手順 1
テーブル前に座り、施術側の前腕を中間位(母指が天井向き)でテーブル端に置く。肘を 90 度に屈曲し、肩甲帯はリラックスして下制する。
Tips
- 肘 90 度屈曲は DRUJ への力学的アクセスを最大化する
- 前腕は中間位スタート(後に回内 or 回外する余裕を残す)
- テーブル端は前腕中央〜遠位 1/3 の位置で支持する
Distal Radioulnar Joint (DRUJ) Self-Mobilization with AP/PA Ulnar Glide and Active Pronation–Supination
テーブル端に前腕を肘 90 度屈曲で置き、反対の手で『手関節の関節裂隙のすぐ近位=尺骨遠位端(小指側に出っ張る尺骨頭)』を母指と示指でつまみ、橈骨に対して尺骨を前後(背側⇔掌側)にゆっくりグライドさせながら、施術側の前腕を自動的に回内・回外する Mulligan 由来の self-MWM。橈骨手根関節牽引(手関節遠位の関節包減圧)とは別軸で、DRUJ そのものの関節遊び(joint play)を回復し、前腕の回内/回外 ROM 制限・尺側手首痛・前腕回旋時の引っかかり感を緩和することを目的とする。1 方向につき 6〜10 回/回内方向と回外方向で各 1〜2 セット。

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 関節、神経、筋膜などです。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

テーブル前に座り、施術側の前腕を中間位(母指が天井向き)でテーブル端に置く。肘を 90 度に屈曲し、肩甲帯はリラックスして下制する。
Tips

反対の手で『小指側の手首にある出っ張り(尺骨頭)』を、母指を背側・示指を掌側に置く形で軽くつまむ。圧は 1〜2kg、皮膚を擦らず尺骨頭そのものを把持する。
Tips

回内 ROM を改善したい場合:母指で尺骨頭を『掌側方向(PA glide)』へゆっくり 1〜2cm 押し込みながら、施術側の前腕を自動的に最大回内位までゆっくり 4 秒かけて回内する。痛みが出ない範囲で end-range まで持って行く。
Tips

最大回内位で 2 秒キープし、グライド方向の圧を保ったままゆっくり中間位へ戻す。これを 6〜10 回繰り返す。
Tips

回外 ROM を改善したい場合:今度は示指で尺骨頭を『背側方向(AP glide)』へゆっくり 1〜2cm 押し上げながら、施術側の前腕を自動的に最大回外位までゆっくり 4 秒かけて回外する。
Tips

最大回外位で 2 秒キープ→中間位へ戻す。6〜10 回繰り返す。回内方向と回外方向、両方を 1 セットずつ行う(合計 12〜20 回/片側 1〜2 分)。
Tips

両側終了後、ドアノブを回す動作・鍵を回す動作・スマホを横向きにする動作などで前腕回旋の引っかかり感が減っているか機能評価する。
Tips
呼吸
回内/回外(end-range へ向かう)局面で 4 秒吐く/中間位へ戻る局面で 2 秒吸う/グライド圧を維持しつつ呼吸を止めない。
回数 / 頻度
回内方向 6〜10 回 + 回外方向 6〜10 回 / 片側 / 1 日 1〜3 回まで
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肩こり / 首こり / 姿勢・猫背・胸郭
肩・首・前腕・目の疲れが出やすい人向けに、姿勢と作業環境を見直すための導線です。
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このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。
Physiopedia · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ の AP/PA glide セットアップとセラピスト手技を参照、self-MWM へ適応)
Mulligan Concept Teachers Association · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(PILL/CROCS 原則および DRUJ への self-MWM 適用を参照)
Bisset L, Coppieters MW, Kelley S, et al. (2020, Journal of Physiotherapy) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(MWM 群がコントロールに対し 4 週で回外 12 度・12 週で 8 度の有意改善を示した RCT 結果を参照)
Kim et al. (2024, PMC) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(術後 DRF 患者で MWM が ROM・痛み・QuickDASH を有意改善する RCT 結果を参照)
Lawrence et al. (2021, J Wrist Surg / PMC) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ の回転運動は最大回外〜45 度回内が rotation、45 度回内〜最大回内が gliding 優位と確認)
StatPearls (Erwin J et al.) · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ 解剖と TFCC・骨間膜・尺骨頭可動性の確認)
Univ. of North Dakota PT Department · en · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ AP/PA グライド方向と ROM 改善のリンク:背側グライドで回外改善、掌側グライドで回内改善)
西日本整形・災害外科学会雑誌(J-STAGE) · ja · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ 不安定症の禁忌情報・TFCC との関連を参照)
メディックメディア · ja · academic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(前腕回内外の解剖学的可動域 130 度・近位/遠位橈尺関節の機能分担を参照)
リハブクラウド · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(前腕回内/回外セルフストレッチの一般的指針を参照、本プロトコルとの差別化確認)
Physiotutors(日本語版) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(DRUJ 不安定症の評価とセルフ介入時の安全性確認指針を参照)
Guides
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