
手順 1
背もたれの硬めの椅子に浅く腰掛ける。両足は床にしっかり接地し、膝・股関節は約 90 度。両手はもも上に軽く置く。まずニュートラルな良い姿勢で 1 回深呼吸して全身を緩める
Tips
- 椅子の座面が高すぎる場合は足が床に届く位置に調整
- ベルト位置を緩めて腹部を圧迫しない
- 症状がある側を『動かす脚』にする
Seated Sciatic Nerve Slider in Slump Position (Neural Mobilization)
椅子に浅く腰掛けてスランプ姿勢(背中を丸めて頭を下げる)を取り、片脚を伸ばしながら『膝伸展+足首背屈+頸部屈曲』と『膝屈曲+足首底屈+頸部伸展』を 1〜2 秒のリズムでスライドさせる神経モビライゼーション。坐骨神経を中枢側と末梢側で交互に滑走させる『スライダー』技法で、神経自体は引っ張らずに周囲組織との滑り(neural gliding)を改善する。梨状筋症候群・腰椎神経根症由来の坐骨神経痛セルフケアに用いる。1 セッション 10 往復 × 2〜3 セット

Muscle atlas
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 骨盤、お尻、股関節です。
target muscles
動作ガイド
ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

背もたれの硬めの椅子に浅く腰掛ける。両足は床にしっかり接地し、膝・股関節は約 90 度。両手はもも上に軽く置く。まずニュートラルな良い姿勢で 1 回深呼吸して全身を緩める
Tips

上体を丸めて『スランプ姿勢』を作る。胸椎を C 字にカール→骨盤後傾→頭を下げて顎を胸に近づける。両手は手のひらを下に向け、もも上で組むか、両側で椅子の端を握る。この姿勢で坐骨神経の中枢側(脊柱管〜梨状筋通過部)にゆるい予備緊張がかかる
Tips

【スライダー往路】症状側(例:右)の膝をゆっくり伸ばしながら、同時に右足首を背屈(つま先を顔方向)し、さらに同時に頭を起こして前方を見る(頸椎伸展)。3 つの動きを 1〜2 秒で同期させる。この瞬間、神経は中枢側で『たるみ』、末梢側で『張る』方向にスライドする
Tips

【スライダー復路】膝を曲げて足を床に戻しながら、同時に足首を底屈(つま先を下に)し、同時に首を再び屈曲(スランプ姿勢に戻す)。1〜2 秒で同期。今度は神経が末梢側で『たるみ』、中枢側で『張る』方向にスライドする
Tips

ステップ 3(往路)→ステップ 4(復路)を 1 往復として、ゆっくりとしたリズムで 10 往復を 1 セット行う(約 30〜40 秒/セット)。痛みやしびれが増えないかセット中も毎回確認する
Tips

10 往復終わったら、いったん椅子の背もたれに寄りかかって 30〜60 秒間ニュートラル姿勢で休む。深呼吸を 3 回、症状の変化(しびれの範囲・強さ)をチェックする
Tips

反対側(無症状側)も同様に 1 セット(10 往復)行い、左右差を整える。両側合わせて 2〜3 セット/1 セッション。1 日 1〜3 セッションを目安に、症状消失後も 3〜6 ヶ月は予防的に継続する
Tips
呼吸
全工程で息を止めない。往路で軽く吐く・復路で軽く吸う、もしくは自然呼吸を継続。スランプ姿勢で腹部を強く圧迫しないよう深呼吸を保つ
回数 / 頻度
片側 10 往復=1 セット(約 30〜40 秒)、左右各 1 セットを 2〜3 セット。1 日 1〜3 セッション、症状消失後も 3〜6 ヶ月継続推奨
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腰痛 / 股関節・お尻 / 肩こり
股関節・腰・肩まわりのセルフケアに使う道具を、無理なく取り入れるための導線です。
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Plaza-Manzano G et al., Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics (PMC8703155) · en · academic · 参照 2026-05-18
PMC オープンアクセス、要約引用。スライダー群/テンショナー群/対照群比較で痛み・ROM 改善
Cureus (PMC9879580) · en · academic · 参照 2026-05-18
Cureus オープンアクセス、症例報告/プロトコル解説の要約引用
PubMed 36712711 · en · academic · 参照 2026-05-18
PubMed 抄録のみ要約引用
GoodRx Health(医療系記事、PT 監修) · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用、手技の手順・注意点
Medical News Today · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用
Victory Performance PT(米国理学療法クリニック) · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用、スランプ進行手順
1post(理学療法士向け教育サイト) · ja · article · 参照 2026-05-18
要約引用、Butler/Shacklock 系神経モビライゼーション理論
STROKE LAB(理学療法士/作業療法士監修) · ja · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用、梨状筋症候群と神経モビの位置付け
Guides
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