肩・肩甲帯
5 items肩、胸、肩甲骨まわり
- 棘下筋
- 小円筋
- 肩甲下筋
- 大胸筋(前面ディストラクション時)
- 広背筋(オーバーヘッド時)
Banded Shoulder Distraction Self Joint Capsule Mobilization
頑丈なフックや柱に高張力ループバンドを掛け、上腕近位部にバンドを輪掛けして体重で水平方向に牽引(ディストラクション)しながら、屈曲・外旋・内旋・水平外転の能動的可動域運動を組み合わせる。バンド張力が上腕骨頭を関節窩から微小に離開させ、関節包・靭帯・肩峰下スペースに新しい運動ベクトルを与える Mobilization-with-Movement の自己版。Kelly Starrett / The Ready State 系の代表的肩モビリティドリル。
対象の症状
主に伸びる筋肉
回旋筋腱板の1つ。腕を外側にひねる。
回旋筋腱板の1つ。肩の外旋を補助。
回旋筋腱板の1つ。肩の内旋に関わる。
胸の主要筋。短縮すると巻き肩を作る。
背中の最大筋。腕を引き下げる。
筋肉解説の出典: docs/glossary.md §2

Anatomy preview
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 肩、胸、肩甲骨まわりです。
target muscles
Muscle atlas
筋肉名を部位ごとに整理した簡易マップです。痛みの診断ではなく、動かす方向と意識する場所を確認するための目安として使います。
ハイライトは主な対象部位の概略です
肩、胸、肩甲骨まわり
神経、関節、筋膜などの関連語
Motion guide
立位、対象側上腕近位部にループバンドが輪掛けされ、バンドが水平方向に張られている。腕を頭上に挙上中、または肘90度で外旋中の姿勢。体幹はニュートラル、肩甲骨は下制位。
頑丈なアンカー(柱・ラックポール)の胸〜頭の高さに高張力ループバンドを掛け、バンドの輪に対象側の上腕近位部(脇のすぐ下、三角筋停止より上)を通す。バンド位置がずれて肘や前腕にかからないことを確認する。
立位、対象側上腕近位部にループバンドが輪掛けされ、バンドが水平方向に張られている。腕を頭上に挙上中、または肘90度で外旋中の姿勢。体幹はニュートラル、肩甲骨は下制位。
バンドを外し、反対側の肩でも同じ手順を繰り返す。終了後、対象側の肩を軽く回し、ROMの即時変化を確認する。痺れ・指先の冷感が残った場合は中止し、後日リトライ。
頑丈なアンカー(柱・ラックポール)の胸〜頭の高さに高張力ループバンドを掛け、バンドの輪に対象側の上腕近位部(脇のすぐ下、三角筋停止より上)を通す。バンド位置がずれて肘や前腕にかからないことを確認する。
アンカーから離れる方向に2〜3歩下がってバンドにテンションをかけ、足を肩幅で安定させる。前面ディストラクション設定: 体を90度回転させてアンカーが体の後方になるように立ち、バンド張力で上腕骨頭が前方に引かれる位置を作る。
屈曲モビライゼーション: 対象側の腕をゆっくり前方〜頭上に挙上し、可能な範囲まで挙げた位置で5〜10秒保持する。挙上中に痛み・詰まりを感じる角度では止まらず、わずかに角度を変えて滑らかに通過する経路を探す。3〜5回繰り返す。
外旋モビライゼーション: 肘を90度に曲げて体側に固定し、前腕を外側へ回旋させる。バンド張力で上腕骨頭が前方に引かれ、関節後面に新しい空間が作られる中で外旋ROMが拡大する。5〜10秒保持を3回。
内旋モビライゼーション: 手を背中の後ろに回し、反対の手で手首を補助して上方へスライドさせる(ハンド・ビハインド・バック)。バンドが上腕骨頭の前方並進をブロックすることで、関節包前下面の安全な伸長が得られる。5〜10秒保持を3回。
水平外転(クロスボディ逆方向)モビライゼーション: 対象側の腕を体の前で水平に保ち、反対側へ水平内転 → アンカー側へ水平外転とゆっくり振り、関節後面の最終域で5〜10秒保持。3回繰り返す。
ループバンドの位置を反対の方向に変え(後面ディストラクション設定: アンカーが体の前になるように立つ)、同じ4方向(屈曲・外旋・内旋・水平外転)を再度実施する。前後両方向のディストラクションで関節包の前後を均等に扱う。
バンドを外し、反対側の肩でも同じ手順を繰り返す。終了後、対象側の肩を軽く回し、ROMの即時変化を確認する。痺れ・指先の冷感が残った場合は中止し、後日リトライ。
呼吸
各保持中は鼻からゆっくり吸って口から長く吐く(4秒吸気・6秒呼気)。最終域では呼気のタイミングで1〜2°だけ深く入る。バルサルバ法(息止め)禁止。
回数 / 頻度
各方向5〜10秒保持×3回、前後ディストラクション各1セット、左右両側、合計2〜3分/側
このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。
The Ready State · en · clinic · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
MobilityWOD / Kelly Starrett · en · video · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
CrossFit Journal / Kelly Starrett · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
Peak Primal Wellness · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
The Ready State Discussion · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ(批判的考察あり)
Recall.ai Summary (Huberman Lab episode) · en · article · 参照 2026-05-18
要約引用のみ
バンドプルアパート(レジスタンスバンドで肩甲骨を寄せる)
立位で軽いレジスタンスバンドを胸の高さで両手に持ち、肘を伸ばしたまま左右に引き離して肩甲骨を寄せる、僧帽筋中部・菱形筋・後部三角筋を能動的に強化する動作。長時間のデスクワークで弱化しやすい肩甲骨内転筋群を低負荷・高頻度で活性化し、巻き肩姿勢の代償を補う。
コッドマン体操(振り子運動・重力牽引パッシブ ROM)
前傾姿勢で患側上肢を脱力させて自重で下垂させ、体幹のわずかな揺れで上肢を前後・左右・円運動の振り子状にスイングさせる。筋収縮ではなく重力と慣性で受動的に肩関節を可動させ、関節包・腱板の循環を促進しつつ凍結肩・腱板損傷後の早期 ROM を確保する古典的セルフリハ手技。EMG 研究では棘上筋 13〜17 %MVIC、三角筋・棘下筋は 10%未満で『収縮を最小化して受動可動する』原則がほぼ満たされる。
クロスボディ肩ストレッチ(後部三角筋ストレッチ)
片腕を反対側の胸の前を通して水平に引き寄せ、肩の後ろ側(後部三角筋・棘下筋・小円筋)を伸ばす定番のセルフストレッチ。座っても立ってもでき、デスクワーカーが休憩中に行いやすい。
ドアフレーム大胸筋ストレッチ(低・中・高 3角度)
ドア枠に前腕を当て、肩の高さに対して下・同じ・上の3角度で大胸筋および小胸筋を伸ばし、巻き肩・前方頭位姿勢に対抗するセルフストレッチ。