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画面距離・高さ・照明セットアップ(VDTセルフ人間工学チェック)

Screen Distance, Height & Lighting Ergonomic Self-Setup

腕の長さ(40〜70cm)の距離、画面上端を眼の高さよりやや下、視線下向き10〜20度、照度・グレア調整までを5分のセルフチェックで整え、眼精疲労(DES/VDT症候群)の根本原因である過剰調節・露出ドライアイ・グレアを同時に減らす環境介入。

眼精疲労5 分5分以内やさしい座位器具:measuring-tape-or-ruler専門家由来
画面距離・高さ・照明セットアップ(VDTセルフ人間工学チェック)で主に伸びる対象部位の目安。目のまわりの人体模型

Muscle atlas

どこに効くか

医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 目のまわりです。

外眼筋目のまわり
その他関節、神経、筋膜など

target muscles

  • 毛様体筋(過剰収縮の負荷を下げる)
  • 外眼筋・内眼筋全般(輻輳負荷を下げる)

動作ガイド

動きの流れ

ここでは、体の向き・支点・力を抜く位置を手順に沿って確認します。

体の向き
1手順 1
手順 1の動き

手順 1

椅子に深く座り、骨盤を立てて背もたれに背中をつけ、足裏全体が床(または足台)に接地するように高さを調整する。膝・肘ともに約90度になるのが目安

Tips

  • 猫背回避
  • 肩を上げない
  • 顎を引く
2手順 2
手順 2の動き

手順 2

腕をまっすぐ前に伸ばし、指先がディスプレイの中央に届く距離を基準に、画面と眼の間を約40〜70cm(厚労省ガイドライン:40cm以上、AOA:51〜71cm/20〜28インチ)に調整する。物差しがあれば実測する

Tips

  • 近すぎは過剰調節と輻輳負荷を増やす
  • 遠すぎは前傾姿勢を誘発
  • スマホは32cm前後(Sheppard 2018)—顔に近づけ過ぎない
3手順 3
手順 3の動き

手順 3

ディスプレイの上端が眼の高さよりやや下(厚労省)/眼の高さから4〜5インチ(約10〜13cm)下(AOA)になるよう、モニターアーム・本などで高さを調整する。視線は水平から下向き10〜20度になるのが目安

Tips

  • 画面が眼より上だと瞼が大きく開き露出面積が増えて涙液蒸発が亢進しドライアイを誘発(Sheppard 2018)
  • ノートPCは画面が低くなりがち:外付けキーボード+スタンドで高さを上げる
4手順 4
手順 4の動き

手順 4

画面の上端を10〜20度後方へ傾け、視線がほぼ垂直に画面中央に当たるように角度調整する

Tips

  • 画面が手前に倒れすぎているとグレアが増える
  • 後ろに倒しすぎは反射光増加
5手順 5
手順 5の動き

手順 5

照明・グレアをチェックする:ディスプレイ画面の照度は500lx以下、書類・キーボードの照度は300lx以上(厚労省ガイドライン)。窓やシーリングライトの映り込みがないかを確認し、映り込みがあればモニター位置を90度回転・カーテン・反射防止フィルムで対処する

Tips

  • 輝度(モニター本体の明るさ)も下げると調節負荷が減る(EIZO/眼科医共同調査)
  • 明るさは『紙の白さ=モニターの白さ』が目安
6手順 6
手順 6の動き

手順 6

セットアップ完了後、テスト的に30秒間画面を読み、瞬目(まばたき)が自然に行えているか・首や肩が緊張していないか・前傾していないかを自己確認する。違和感があれば該当項目を再調整

Tips

  • 瞬目回数が減ったら eye-strain-complete-blink-exercise を併用
  • 1時間ごとに eye-strain-twenty-twenty-twenty-distance-gazing で休憩

呼吸

鼻からゆっくり吸って口から吐く自然呼吸。セットアップ中に息を止めないこと。

回数 / 頻度

セットアップ初回は5分かけて全項目調整。以降は朝の業務開始時に1分のセルフチェックを毎日、本格再調整を月1回。

こんなときは行わない

  • 近視・老視・乱視・調節障害が未矯正の場合は、人間工学調整より先に眼科で適切な処方(PC用メガネ等)を受けること。未矯正のままセットアップだけ調整しても眼精疲労は残る(Sheppard 2018 BMJ Open Ophth)
  • 急性結膜炎・角膜障害・帯状疱疹眼合併症など眼科的急性疾患がある場合は、まず眼科受診が優先
  • 片頭痛発作中・激しい羞明(光過敏)がある場合は無理せず一旦離席し、暗所安静(headache-cold-pack-application や twenty-twenty-twenty を参照)

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出典

9 references

このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。

  1. Computer vision syndrome (Digital eye strain)

    American Optometric Association (AOA) · en · clinic · 参照 2026-05-18

    要約引用のみ

  2. Digital eye strain: prevalence, measurement and amelioration

    Sheppard AL, Wolffsohn JS. BMJ Open Ophthalmology 2018 · en · academic · 参照 2026-05-18

    Open access review。視距離・視線方向と DES の関連、ergonomic intervention のエビデンス整理を引用

  3. Digital Eye Strain – A Comprehensive Review

    Coles-Brennan C, Sulley A, Young G 2022(再掲レビュー) · en · academic · 参照 2026-05-18

    DES のリスク要因と人間工学的介入の総説

  4. Understanding and Preventing Computer Vision Syndrome

    Rosenfield M. Med Pract Rev 2016 (PMC4170366) · en · academic · 参照 2026-05-18

    CVS のメカニズムと予防的人間工学介入の総説

  5. 20-20-20 rule and digital eye strain (AOA patient handout)

    American Optometric Association · en · clinic · 参照 2026-05-18

    公式患者向け資料、視距離 20-28 インチを引用

  6. 情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン(パンフレット)

    厚生労働省 労働基準局 · ja · clinic · 参照 2026-05-18

    公的ガイドライン。ディスプレイ40cm以上、画面上端は眼より下、照度300lx/500lx 基準、連続作業1時間以内・10〜15分休憩を引用

  7. パソコン作業で目の疲れを軽減するための指標「VDTガイドライン」とは?

    産業保健ナビ(産業医監修コラム) · ja · article · 参照 2026-05-18

    厚労省ガイドラインを実務向けに整理した記事

  8. 目を疲れさせないデバイス選びと設定術(眼科クリニック解説)

    てのひら眼科 · ja · clinic · 参照 2026-05-18

    眼科医監修。視距離・視線方向・輝度設定のガイドを引用

  9. 【保存版】ディスプレイの疲れ目対策10選

    EIZO株式会社(眼科医・VDT作業労働衛生教育インストラクター監修調査) · ja · article · 参照 2026-05-18

    輝度を下げるとピント調整力の低下が半減した共同調査結果を引用

Guides

選び方ガイド

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