上肢・前腕
2 items腕、手首、指まわり
- 長橈側手根伸筋
- 短橈側手根伸筋
Extended-Arm Wrist Extensor Stretch
片腕を前に伸ばして手のひらを床に向けたまま、もう一方の手で手の甲を体側へ押し下げ、前腕外側の伸筋群(手首・指を反らす筋肉)を伸ばすストレッチ。マウス操作・キーボード入力で硬くなりやすいテニス肘(外側上顆炎)の予防・ケア部位を、解剖学的に最も伸びる「肘伸展+前腕回内+手首屈曲+尺屈」のポジションで狙う。
対象の症状
主に伸びる筋肉
前腕伸筋群。手首を背屈・橈屈する。
テニス肘の主因筋として知られる。
筋肉解説の出典: docs/glossary.md §2

Anatomy preview
医療診断ではなく、意識する場所をつかむための部位イメージです。主な焦点は 腕、前腕、手首です。
target muscles
Muscle atlas
筋肉名を部位ごとに整理した簡易マップです。痛みの診断ではなく、動かす方向と意識する場所を確認するための目安として使います。
ハイライトは主な対象部位の概略です
腕、手首、指まわり
神経、関節、筋膜などの関連語
Motion guide
片腕を肩の高さで前方に伸ばし、肘ロックで手のひらを床に向け、手首を脱力して垂らし、反対の手で手の甲を体側に押し下げて指先が体の方を向いている姿
片腕を前方に水平に伸ばす(肩関節屈曲約90°)
肘を完全伸展し前腕を回内(手のひら下向き)
手首を脱力して指先が床を向くまで自然に垂らす
反対の手で手の甲を体側に向けて押し下げ、わずかに小指側へずらす(尺屈)
(オプション)人差し指・中指を反対の手で軽く握り込んで曲げる
立位または椅子に座り、背筋を伸ばして肩の力を抜く
片腕を肩の高さで前にまっすぐ伸ばし、肘を完全に伸ばす
手のひらを下(床)に向けて、前腕をしっかり回内させる
対象の手の力を抜き、手首を自然に下へ落とす(指先が床を指す)
反対の手で対象の手の甲を持ち、自分の体側へ向けてゆっくり押し下げる。**ここが最重要**:押し下げと同時に手をわずかに小指側へずらす(尺屈を加える)と前腕外側の伸びが大きくなる
(余裕があれば)反対の手で対象の指(特に人差し指・中指)も一緒に握り込むようにして軽く曲げる。前腕外側の伸びがさらに増す
心地よい伸びを感じる位置で20〜30秒キープ。自然な呼吸を続ける
ゆっくり戻し、反対側も同様に行う。左右各2〜3回繰り返す
呼吸
鼻からゆっくり吸って口から吐く。伸ばしている間は息を止めずに自然な呼吸を維持する。
回数 / 頻度
左右各2〜3回(1回あたり20〜30秒キープ)、1日1〜3回
このストレッチの内容は、以下の文献・公的情報を参照して構成されています。各リンクから一次情報を確認できます。
Cleveland Clinic (Dominic King, DO — sports medicine) · en · clinic · 参照 2026-05-17
要約引用のみ。手技は『両腕を前に伸ばし手のひらを下、反対の手で対象の手首を床方向に曲げる』を採用。15〜30 秒 ×1〜3 回/日
InformedHealth.org / IQWiG (Institute for Quality and Efficiency in Health Care, NCBI Bookshelf) · en · clinic · 参照 2026-05-17
公的医療情報。手技『腕を前に伸ばし手のひら下、手首を脱力させ、反対の手で対象の手を体側に引く』。30〜45 秒キープ ×3 回 ×1 日2回。エビデンスは『運動全般は受動療法より優位、ストレッチ単独は効果限定的だが有害ではない』
Academy of Hand and Upper Extremity Physical Therapy / Academy of Orthopaedic Physical Therapy — JOSPT 2022 · en · academic · 参照 2026-05-17
ICF 連携の臨床ガイドライン。手関節伸筋のストレッチを外側上顆炎マネジメントの一部として推奨
PubMed / J Hand Surg Am 2008 (Nakamura et al., 12 cadaveric arms) · en · academic · 参照 2026-05-17
**最重要解剖学的根拠**:ECRL/ECRB の最大ひずみは『肘伸展+前腕回内+手首屈曲+尺屈』で ECRL 17.8% / ECRB 13.8%。肘45°屈曲位では伸びが10%未満。本手技の手順2〜5の根拠
PubMed / Clin Biomech 2017 (8 cadaveric arms) · en · academic · 参照 2026-05-17
手順6(指屈曲オプション)の根拠。手首屈曲+尺屈に人差し指・中指の屈曲を追加すると ECRB 腱起始部のひずみがさらに増加
PubMed / J Hand Surg Eur Vol 2015 (anatomical study) · en · academic · 参照 2026-05-17
ECRB と EDC の起始腱が組織学的に連続しているため、手関節+指の同時伸筋ストレッチが解剖学的に合理的であることを裏付け
Physiopedia · en · clinic · 参照 2026-05-17
ECRL の解剖・機能の参照。手首伸展・橈屈の主働筋